第6日(11/14)

 N氏が朝早い時間の飛行機で福岡に帰るので、早めに起床。7時前に彼を見送りました。

 外はあいにくの雨。この雨が後で私に大いなる不幸をもたらします。

 この日は午前中は上海図書館で資料の閲覧、午後からはお買い物という予定でした。朝食後支度をして、9時過ぎにホテルを出発、地下鉄で上海図書館へ向かいました。

 10時に復旦大学の黄霖先生と待ち合わせしていたので定刻通り到着。黄霖先生とは無事お会いできたのですが、一緒に上海図書館で本を見ることになっていたシンガポールの辜美高先生がなかなか来ない。この日広州から飛行機で上海に来るのだそうで、どうも飛行機が遅れたようです。

 結局辜先生と合流できたのが11時半前。さっそく昼食となりました。(笑)

 昼食というより宴会(笑)が終わってから、黄霖先生方とはお別れし、私はさっそく古籍閲覧室へ。目的の本を目録で探しましたが見つからず。そこで図書館の担当の人にお願いして探してもらいました。その方、梁穎さんという方でしたが、非常に協力的で私のためにいろいろ目録を検索してくれました。ところがその梁さんがおっしゃるには、「雨の日は善本は書庫から出せない。」と。つまり目録で目的の書物が見つかっても、その本は天気が悪いこの日は見ることができないのです。「明日帰国なんですけど」と言っても、こういう時中国では個人の事情より規則が勝ちます。(泣)

 結局目的の本は、留学中の後輩に写真撮影をお願いすることにして、泣く泣くあきらめて上海図書館を後にしました。何のために重たい1Dを持って行ったんだ?

 以上で今回の中国滞在中のお仕事関係はすべて終了。後半日しかありませんが、いちおう自由時間です。地下鉄に乗って南京東路という上海の繁華街へ行きました。久しぶりに歩く南京東路の街並みです。かつては常に道路が渋滞していた所なのですが、今は歩行者天国になっていました。私の留学中ここはたびたび遊びに来ていたところです。何となく懐かしさを感じる一方で、大いに変わった街並みに驚いたりしました。

 歩いていたら、流れてくる音楽に混じって聞き覚えのある歌声が。歌詞を聴くと日本語です。hiroちゃんの「みつめていたい」でした。ほー、hiroちゃんの歌が上海でも流れるのね。(^^)

 南京東路を西から東に向かって歩き、朶雲軒(書道用品店)・上海書城南京東路店・天福名茶(お茶屋)などのお店を覗き、友誼商店(デパート)を覗いて、外灘(上海バンド)に出ました。外灘からの眺めが一番上海らしい景色でしょうか。懐かしい景色をしばらく眺めた後、再び南京東路を、おみやげなどの買い物をしながら西に向かって歩きました。

 そして南京東路の西の端までたどり着くと、地下鉄でホテルへ戻りました。7時から夕食。その後はホテルで荷物の整理など帰国の準備をしました。


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