上海旅行 第２日 ２００３．１２．３
２日目です。
今日は朝７時に起床、NHKの海外向け放送で７時15分から「てるてる家族」を見て（笑）、朝食を食べにホテルのレストランへ行きました。ホテルに泊まった時は、つい朝ご飯をたくさん食べてしまうんですよね。バイキングなのでついつい欲張ってたくさん食べてしまいました。ちゃんとお粥と"油条"がありました。やっぱり中国の朝食では"油条"を食べないと。
＃朝から脂っこいものを...(^^;;;
今日は上海図書館で本を読むことになっています。部屋に戻ってから歯を磨いたり支度をしたりして、９時過ぎにホテルを出発しました。ホテルの最寄りの地下鉄の駅「陝西南路」から図書館の最寄り駅「常熟路」まで１駅なのですが、50元分の地下鉄カードをもらっているので、地下鉄に乗って移動しました。
図書館に着き古籍閲覧室に行って、昨日章培恒先生からいただいた復旦大学の紹介状を責任者の梁頴さんという方に渡したところ、スムーズに閲覧できました。こういうところ、やっぱり中国だよなあ。（笑）
この梁さん、私が昨年11月に上海図書館に行った時、「天気が悪いから本は見せられないけれど」と言いながらも、私が探している本を熱心に目録で探してくださった方です。今日会って、私のことは覚えておられないようでしたが。
この日は１日『陶淵明集』を見る予定にしていました。周顕宗（って、誰？）の序文のある嘉靖刊本です。この本は全部で２冊になっていますが、表紙の裏に『三国志演義』の一部分が貼り付けられているのです。いわゆる上海図書館蔵の『三国志演義』嘉靖残巻。今回の上海旅行は、まさにこの嘉靖残巻を見るのが最大の目的でした。
12時を過ぎたところで一休み。お昼ご飯です。図書館内の食堂でラーメンを食べることにしました。「青菜肉絲麺」という、青菜と肉の細切り炒めがのったラーメンです。麺は中細ストレート麺に塩味のスープでした。やはり日本のラーメンとはちょっと違います。値段は５元。
食後はロビーでコーヒーを１杯。８元でした。ラーメンより高い！（笑）
お昼休みの後、再び本の閲覧です。３時頃までずっと本とにらめっこしていました。(^^)
そして複写したい所があったので、持って来たデジタルカメラ（Ｇ３）で撮ってもいいか梁さんに尋ねたところ、資料費として１枚10元払えば構わないとのこと。そしてダメもとで「本全部を撮ってはダメですよね」と訊くと、なんと「いいですよ」とのお返事。そして本の撮影をしました。「去年は１Ｄを持って来ていたんだよなあ」と思いながら（笑）、全部で111枚ほど撮影しました。
＃あえてRAWで撮ったから、これから現像が大変だ！（笑）
用事が全て終わったので、荷物を片づけて帰る支度をしました。そして資料費を払う時に梁さんが「1000元でいい」と言ってくださいました。1000元（約13,000円。これは科研費で落とせる！(^^)）払って、図書館を後にしました。
４時過ぎにいったんホテルに戻り、一休みしてから、「資料探し」の名目で（笑）街へ出かけました。地下鉄に乗って２つ目（図書館とは逆方向）の「人民広場」という駅で降り、上海の繁華街南京東路へ行きました。そこで本屋さん巡りです。上海でも大きな書店を３軒ほど回りましたが、結局めぼしいものはなく、何も買いませんでした。
南京東路を歩き、ホテルで飲むお茶の葉を購入。これ、昨日は買う時間がなかったんですよね。
時間も６時を過ぎたので、「大娘水餃」（さしずめ"お母さんの水餃子"？）という名前のお店に入りました。なんだかファーストフードのような感じのお店でした。食券を買って適当に座り、ウエイトレスに食券を渡してしばらくすると、頼んだ餃子を持ってきてくれます。４種類の餃子を50gずつ、全部で200g分食べました。これで9.5元。安〜い！
そして南京東路を西に向かって歩き、再び地下鉄に乗って、ホテルへ帰りました。
実は南京東路を歩いていると、何度か女性に声をかけられました。「こんにちは。どこ行くの？」「今何時？お友達になりません？」など。もちろん完全無視です。これらは単純な逆ナンパではありません。ついて行ったりすると、暴力バーに連れて行かれ、大金を巻き上げられることは目に見えています。上海はこんなに物騒ではなかったんだけどなあ。ちょっと怖い思いをしました。